*All archives* |  *Admin*

2017/08
<<  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  >>
取引所が求められているものと、事業戦略
取引所が求められるものと、その事業戦略の概要について纏めてみました。
☆取引所が求められているものと、事業戦略

取引所は、資本市場インフラの中核をなすもので、売買の場を提供する大事な役割を担っています。この取引所に関して、投資家が求めていることは、以下の4点に纏めることが出来ます。
① 流動性の確保
対象とする金融商品の売買が、投資家のイメージするように円滑に売買できることが投資家にとって最も重要なことです。取引所での売買を投資家より委託されるのは、取引所で直接の取引参加者となって証券会社の役割ですが、投資家のために最善を尽くすことを“最良執行義務”と言い、この方針を証券会社ごとに公表する必要があります。
また、実際の売買執行においては、証券会社から取引所の売買システムに売買注文を発注しますが、取引所の売買システムは近年高速化しています。更に発注スピードを短縮化する為、取引所の売買システムの近くの証券会社のサーバーから投資家が注文を直接発注するコロケーション・サービスも始まり、HFT(High Frequency Trade高頻度取引)という小口の売買を高速で大量に繰り返す取引も可能になっています。このような売買システムの高速化も、取引所における流動性の向上に役立っていると言われています。
② 多様な商品の上場
 取引所に上場されている商品は、株式公開している企業の株式のみならず社債や新株予約権付社債(転換社債)、上場投信(ETF)、不動産投信(J-REIT)などのほか、株価指数先物や個別株オプションなどのデリバティブもあり、多様な金融商品が上場されています。なお、上場されている金融商品であれば、機関投資家などのプロ投資家も、一般の個人投資家の同じ取引条件や取引環境の中で取引を行うことが可能です。
 最近は、ETFの上場数が増加しており、これは他の国の取引所でも同様の傾向ですが、ETFは投資家の投資ニーズに合わせてファンドを組成しやすいのが特徴です。
③ 直接海外に投資する機能の代替
 海外市場に上場されている株式や外国債券投資などに対する個人の海外投資は増加していますが、その為には、個人投資家は海外の金融機関などに口座を開設したり、国内で海外株式や外国債券を取り扱っている証券会社で、外国証券取引口座を開設しなければなりません。
 この様な海外投資の代替として、取引所に上場されている海外指数のETFに投資を行う方法がありますが,上場株式と同様の取引システムで取引が可能なので、証券会社で普通の取引口座を開設していれば、取引することが可能です。
④ 上場商品・取引に関する情報提供
 投資家にとって投資判断を行うために、上場商品そのものの情報は最も重要ですが、デスクロージャー制度で公開された情報以外にアナリストの分析・企業のIRなどもその理解を深めるために有効です。このため、取引所としてこのような上場商品の情報提供強化を行う取り組みが行われる一方、実際に取引された情報も有料で提供しており、①で取り上げたHFTでも高速で売買するシステムのため、取引情報を高速で提供することも行われています。

スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

最新記事
カテゴリ
最新コメント
プロフィール

ポーラスター

Author:ポーラスター
2009年1月スタート

最新トラックバック
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
RSSリンクの表示
参考文献
QRコード
QRコード