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2017/11
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第二のFX取引を探せ
 今月からレバレッジ規制が始まったFX取引だが、この規制による外為市場への影響が懸念されるほどFX取引の存在感は強まっている。FX取引の口座数250万は、ネット証券大手や中堅証券会社の口座数を上回るし、取引の為の証拠金6000億円以上といわれるが、レバレッジが10倍で6兆円≒700億ドルの外為取引ができるので、2009年度の貿易収支5兆2332億円の黒字額(つまり余剰の外貨)を超えてしまう。これだけ個人の実質的な外為取引であるFX取引が盛んになったのは日本独特の現象のようだが、先ずこの原因について、投資家の視点から考えてみたい。

【FX取引は、分かりやすい】
 この分かりやすいというのは、FX取引自体が通貨を売買するという単純な行為になる。多少慣れなければならないのは、通貨間の金利差であるスワップで保有するポジションが調整されていくという事だろう。もう一つの分かりやすさの要因は、いつでも情報が比較的容易に入手できることだ。20年以上の前の為替取引なら、専用のロイター端末を叩かなければ外為情報の入手は難しかったが、今ならドルやユーロの対円レートならニュースで提供されるし、インターネットでは殆どの通貨のリアルなレートが入手できる。

【FX取引は、いつでも自分の都合に合わせて出来る】
 これも要因は2つあると思うが、一つ目はインターネットや携帯の発達で、FX取引を仲介するFX業者へのアクセスも24時間可能になったこと。二つ目は、指値は勿論、逆指値、Aの指値が出来た場合のBの注文執行、一定比率決めたレートから下落したら買うといったような個人も使えるシステム売買が可能になったこと。この2つの要因から、自分の都合のいい時間に、自分の投資のストラテジーを決め、そして注文することが出来る。

【FX取引は、面白い】
 FX取引に影響を与えるのは、主に各国の金利差や経常収支などマクロ経済の要因になる。つまりFX取引の判断を行うことは、何らかのマクロ経済的指標について自らの判断を行うということになる。米国の失業率低下の予想してドルを買ってもいいし、ブラジルの利上げを予想してレアル買い持ちポジションを増加させてもいい。自らがマクロ経済に関与しているという意識は、個人の知的満足を刺激する。

【通常はプロしかできないことが出来る】
大口の取引しかできない外為市場にあって、FX取引は、レバレッジを掛けることで個人も間接的に参加する道を開いた。この事は個人投資家にとって重要だ。先ず通常の取引で、レバレッジを掛けたので個人投資家も参加可能となり、そして個人投資家の取引が増加すると、取引を細分化しようとする。日経225先物と日経225先物miniの事例もある。

以上4点を満たせば、第二のFX取引が生まれることになる。
では何かという事を考える前に、取引の形態についてコメントすると、結局4番目のプロにしか出来ないことの制約は取引サイズの制限があるものだ。それを埋めるには、証拠金を基にレバレッジをかけるか、オプション取引しかない。つまり結局、個人のデリバティブ取引への対応は外せないという事になる。
 取引の仲介者にとってオプションの方は多少取扱い難いので、CFD取引の様な取引形態が有望ということになる。仕組みはFX取引とほぼ同じだ。問題は何を取引するかということだが、前述の4点を満たす必要がある。取引対象として有望なのは、日本国債指数・その他各国の国債や債券指数・原油先物指数・金先物指数・各国のソブリンCDS指数あたりだろうか。選択するのは個人投資家になるが、対象となる取引情報が身近にあることが第二のFX取引の前提だろう。

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