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2017/10
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投資信託ブロガーについて
所謂投信ブロガーについて、2日間程調べ、そして考えてみたが、まだ十分に消化できていないと感じている。しかし、その様なことを、敢えて書くのは何故かと問われれば、多分期待するところが大きいと思うからだ。投信=投資信託は、今や証券会社の収益の主軸になっているが、低金利を背景に個人マネーの流入が続き、昨年は6兆円の新規資金が入っている。公募投信の平均分配金利回りは昨年末時点で7.4%(日経)だそうだが、公募投信の半数は、銀行や郵便局など証券以外の金融機関で販売され、今や販売の裾野も十分拡がっている。そのように一般化している投信だが、やはり個人投資家には解り難い。その解り難い投信について、投資家の視点で、一部を解説してくれたり、情報を整理して解り易く伝えてくれるのが、投信ブロガーかも知れない。
 投信ブロガーを注目する一部投信の運用会社や証券会社動きも、昨年から目立ちはじめているように思うが、有名投信ブログだと月間に数万人規模のアクセスもあるようだ。この有名ブログというネット上の集客力に、業界が注目し始めているが、筆者が幾つかの投信ブログを拝見させていただいた感想は次のようなものだ。

○ブログの文章は、概ね一般的な読者を意識して優しい文体になっている。株やFX投資のブログに比べ、どちらかと言えば人に読ませるよう意識した書き方が多い。
○ブロガー達は個人投資家ということだが、元、もしくは現在金融機関に勤められている方々が多いように思われる。
○ブログの内容は様々だが、ファンドの評価などは目論見書や運用報告書を丹念に読まなければ分からないことにも注目して書かれているものもある。また、運用や投資リスクに関する専門的な解説(分かり易い文章で)を試みているものもある。
○有名ブロガーと呼ばれる方々は、ある種のコミュニティを形成していると思われ、相互にリンクし合うのは当然として、自らの見解や情報を交換しあっている。
○ブログ内容の方向性としては、投資については、長期・国際分散・継続・インデックスがトレンドのように思われるが、運用会社に関しては、比較的独立系に好意的に扱っているように思う。

 この様な投信ブロガー達は、投信の口コミ情報の伝達者以上の機能を見せ始めている。ブロガー達のオフ会をかねて、セミナーを開催したり、ベスト投信の選択を行っていて、この記事がロイターで“投信ブロガーが選ぶファンド、○○AMのグロ株インデックスオープンが1位”と伝えられている。

 一方、QUICKマネーライフやモーニング・スターなど情報ベンダーの投信関連情報もこの一年で随分充実してきている。大きな変化を上げるとすると、ファンドを比較したり、選択する機能が、強化されている様に思われる。約4000近くある国内の公募投信や海外ファンド・ETFをデータベース化して、投資家が選択しやすいよう、分類したり整理するテクニックが向上している。ただし、データー比較と運用者サイドの分析が中心なので、個人投資家が実際の投資行動を取るためには、投信ブロガーのコメントのような一押しがあったほう良いだろう。

投信ブロガーを分からないなりに書いたのは、この様な既存の情報ベンダーの投資情報サービスとブロガーの情報が結びつくことで、自ら判断して投資する個人投資家の増加を期待したいからだ。その為には、投信ブロガーのせっかくのコメントも、また読む個人のニーズに対応するよう整理した方が、投資家が活用できると思う。これらはコストのかかる事なので、投信ブロガーの自発的行為に任せるのではなく、情報ベンダーの投資家拡大への取組みに期待したい。
(※実質的には、昨年7月から始まっている投信目論見書改革については、別の機会に取り上げたい。)

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