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2017/10
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世界的株安連鎖に想う=金融危機後市場の仕組みは何が変わったのか
ソブリン・ショックと呼ぼうが、茶会暴落と言おうが、3年前のリーマンショックと呼称される世界的金融危機の続編となる世界的株安連鎖だろう。ストラテジストでもマーケットアナリストでもないので、詳しい解説は専門家にお任せするしかないが、今回の下落に際して、この3年間で市場は何が変わり何が変わっていないのか、その市場の仕組みの面から考えてみたい。

 先ず3年前の金融危機が、何故リーマンショックと言われるのか。別に破綻したリーマンだけが悪いのではなく、米国型投資銀行の証券化商品ビジネスの破綻が金融危機の引き金になった。サブプライムローンでもCDSでも何でも良いが、本来は異なるニーズを合わせることで金融ビジネスと為し、それをとことんまで貪欲に行う米国型投資銀行ビジネスモデルのバブル終焉が、リーマンショックと言われている。一応断っておきたいが、証券化や投資銀行が問題というわけではなし、異なるニーズを組み合わせる事はお金を必要とするところに資金を供給するのに必要な仕組みだ。
 この投資銀行が開発した金融サービスは、世の中を変えるのに役立ってきたはすだ。例えば、デリバティブ商品、代替投資、など当初は大手の機関投資家向けに開発されたものが、今では個人が利用できるものもある。つまり、金融危機後の3年間で、日本の個人投資家もリスクを広く分散させたり、あるいはリスクをヘッジしたり、またレバレッジ取引をしたりということが可能となっている。

【証券化商品】ローンやその他金融債権を証券化(債券化)したものの回復は日本では遅れていて、この部分の投資家も一部の機関投資家に限られている。

【ファンド化】不動産のファンド化であるREITに関して、日本では政策的な支援もあり投資が回復している。また個人投資家は投資信託を通じて、外国株・外国債券など海外投資を行うことが本格化している。

【通貨の商品化】FX取引は、金融危機後も順調に取引口座数を伸ばしており、今や300万口座と言われている。また、高配当狙いの投資信託では高金利の新興国通貨を選択させるものは個人投資家に売れている。

【代替投資】この言葉は、常にポートフォリオ構成を意識する機関投資家のものだったが、個人投資家にとっても商品への投資が投資信託などを通じて容易になっており、ETFなどの取引所商品、CFDなどのデリバティブ商品など、利用できるものも多様化している。

【レバレッジ取引】個人投資家にとっては、信用取引と上場株価先物などがあったが、かってエクイティ・スワップと呼ばれていたヘッジファンド向けのレバレッジ取引も、CFDとして利用できるようになった。ただし、日本では個人投資家利用に対して不招請勧誘やレバレッジ規制などが先行しているので、現段階での普及のスピードは遅い。

【デリバティブ強化】日本においては、取引所の取組み強化が先行していて、FX取引・CFD・個別株オプション・株価指数先物は、金融危機後に上場デリバティブとして強化された。

 以上の様に、日本の個人投資家は金融危機以降、多種類のリスクを多様な方法で取ることが可能になっているが、今起きていることはリスク資産離れであるので、株式だけでなく、高金利通貨というリスクでのダメージも個人投資家には大きいと予想される。

このリスク資産連鎖安の流れにどう対応していくか、日本の個人投資家も試されている。
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テーマ : 証券・金融関連業務
ジャンル : ビジネス

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