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2017/08
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デイトレードについて=その2
 今の時代だとネットバンキングは当たり前になって、それも今送金したものが、ほぼリアルタイムで確認できるというサービスを、個人も殆ど意識もせずに使いこなしている。少なくとも、今日送金したものが、明日にならなければ確認できないという事は今時のネットバンキングではない。では、証券のネットトレーディングの方は、どうかというと少し微妙な話になる。ネットバンキングでは、電子的なネットワーク上でお金が電子マネーとして瞬時に移動するが、日本においては株式を含む流通可能な有価証券はほぼ電子化され、これも電子セキュリティーズとしてリアルタイムでデータとして移動(実際は証券保管振替機構内での口座間の移動)することが可能になっている。つまり、今の証券インフラでもリアルタイムで証券を決済することが理論上は出来る。

以上のこととデイトレードの関係を説明すると、若し証券でもネットバンキングと同様のリアルタイム決済が可能になれば、同じ資金を使って、A銘柄を買って、次に売って、決済して、B銘柄を買って、売って、決済して、C銘柄を・・・と繰り替えすことが可能になる。現在日本の株式は、99%以上が取引所で取引されるが、その取引所の決済ルールをリアルタイムに変えれば、複数回の売買を繰り返すデイトレードにとって、資金を有効に使えることとなる。
 しかし、現実的には取引所に注文を取り次ぐ証券会社のシステムを大幅に変える必要があり、その為の巨額な設備投資が必要になる。不況に喘ぐ証券業界にあっては、余り現実的な話としては受け取られないだろう。そのそも、デイトレードで日に何回も売買するニーズがあるのかという議論に必ずなる。また、前回紹介したループトレードがあるだろうという意見も出てきそうである。以下、現在個人投資家が利用可能な複数回売買することが出来るデイトレード手段を上げておく。

○ループトレード=同一銘柄なら、1.5回(例えば、買い→売り→買い)の回転まで。異なる銘柄の売買を繰り替えすなら売買回数の制限はない。しかし、証券会社自身で顧客取引をリアルタイムで管理しなければならない為、大手ネット証券と一部の証券に限られるし、通常の保護預り口座とは異なる別口座での管理が必要となる。また、信用取引での利用はできない。

○信用取引=現金を保証金としているのなら、その保証金がある内は何度も取引が出来そうに思うが、取引所の取引ルールにより、取引の確認・保証金の確認を日に一度行うことになっている。その為、取引の確認・保証金の確認(代用有価証券の場合、その担保価値)を終了しないと次の取引に前の取引の保証金が使えない。この問題に対応しようとしたのが、松井証券が10月からスタートする“即時決済信用取引”で、同社が取扱う信用取引を大証の立会外取引を使って約定し、その分を即時に決済するという。その為、同じ銘柄でも、異なる銘柄でも、日に何度も取引することが可能だとしている。ただし、この取引は通常の信用取引とは分離した取引なので、価格形成が通常の取引所取引の様に機能するか不明な点もあり、正確な評価は今後の推移を確認したい。

○CFD取引=同じレバレッジ取引である信用取引との関係もあり、個別株のCFD取引を取り扱うのはネット証券では殆どないし、CFD業者系証券・大和証券など一部に限られる。同じ証拠金を日に何度も利用できるのは、ほぼリアルタイムで取引・証拠金を値洗いしているから可能となっており、デイトレードには最も適しているのではないかと思われる。但し、ネット証券の収益源となっている信用取引とは利益相反関係にあり、また現状だと投資家の売買コストも信用取引よりは高し、店頭デリバティブのロスカットルールの徹底により、損失を抱えた場合の強制的な反対売買ルールの適用が厳格(信用取引に比べ)に行われる。

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8500円割れ
おはようございます。

きれいな下降トレンドを描き、全面安の展開。日経先物8500円割れしましたね。

どこまで下がるやら・・
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