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2017/11
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スマートフォンは、証券ビジネスを変える
 現在の市況や証券会社の株価水準を見ていますと、証券会社の経営者自らが厳冬時代と言い、かつて山一が破綻した時の日本の金融危機時の株価さえ下回っています。単に投資家のリスク・オフで、証券会社の収益が悪化するとのことだけではないように感じます。この市場の動きは、現在の証券業というものに対し、何か構造的な問題を認識しているのかも知れません。

 例えば、証券会社が扱う金融商品は増え、取引所機能は高速化などで強化されています。また団塊世代のリタイアよって潜在的な投資家層の拡大が望めます。証券会社を取り巻く環境で、市況見通し以外はそれ程悪くはないのですが、何かが今の日本の証券業に不足しているので、現在のような市場の評価となっているのでしょうか。

 最近の証券会社動向を見れば、投資家に販売する商品やサービスは十分にあるのですが、それらが顧客ニーズと上手く合っているのか、少しの疑念を感じています。店頭営業の方々も、ネット証券も、それなりに顧客ニーズを調査して商品やサービス供給を行っているでしょうが、未だどこかに販売すべき商品や提供してあげるサービスありきの発想が残っているのではないでしょうか。

 証券会社は、今は第一種金融商品取引業者と言いますが、一般の投資家と企業や運用会社の間に立って、投資ニーズと株式を含めた金融商品を仲介するのが基本的な機能です。投資家に向かう時は、情報の海の中から、投資家が望む情報を引き上げて提供し、実際の売買取引が容易に行えるよう機能やサービスを投資家のニーズに合うよう提供するのは、サービス業として当たり前の事です。

 スマートフォンの普及により、個人がよりインターネット環境を使いやすくなりますが、証券業でも本年度上期はスマフォ対応を進める動きがネット証券中心にありました。このスマフォ対応を金融商品取引で進める時には、次の2つのことが重要だと思います。
〇情報を投資家にニーズに合わせて提供する。それもなるべく簡潔に、そしてリアルタイムに。
〇取引機能を単純化して提供する。単純化すれば、慣れるまでは多くの疑問を投資家自らが解消していく必要がありますので、サポート体制も必要です。
つまり、スマフォという道具を金融商品取引で投資家に利用していただく為に、情報提供の選別と取引機能の単純化が求められますが、この事で今までネット取引と縁のなかった投資家層を取り込むことが出来るのはないでしょうか。
少し加えると、次の機能もあった方が良いと考えます。
〇顧客の金融資産の管理。つまり、自分の金融資産の全体像からみて、投資家が今何をなすべきか、リアルタイムで考えられる機能。

以上の話は、今までのネット証券のあり方とも少し違うと思います。ネット証券の顧客であっても、対面営業の顧客であっても、個人のスマフォ普及が進めは、投資家はインターネット環境に近く、そしてスマフォでそれを簡潔に単純化したものを求める。そんな役割を熟すのが、次世代の証券会社ではないでしょうか。


☆スマートフォンは証券ビジネスを変える
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