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2017/08
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隗より始めて下さい―東証上場
 売りたい人と買いたい人、リスクを取りたい人と回避したい人。市場の機能とは、そのニーズをマッチさせる事から始まる。
 諸兄には恐縮な物言いで始めてしまったが、では、東証はどちらなのだろうか。東証は上場したいのか、如何。市場運営者及び我が国の資本市場機能の要として、自らの上場問題をどの様に考え、そして実行すべきなのか。東証上場問題を考える。
(3/24日経によると、2009年度に予定していた自らの上場を、市場低迷で来年以降に延期するとのこと)
 そも上場の目的とは何か、東証のHPには以下の様に記している。(※ポイントのみ抜粋)
 (1)公募増資・CB発行など資本調達力がつく
 (2)上場会社としての社会的なステイタスの確保
 (3)パブリックカンパニーとしての組織・内部管理体制の構築
では、東証自らの上場目的は如何なのであろうか。少なくとも十分な社会的地位を占められているので、(2)ではないだろうし、上場会社には(3)を強く求めているのであるから、これも上場の主目的ではない。
 金融危機からの脱却の為のみならず、金融・資本市場の競争力強化の為にも東証への期待は強まっている現状で、
  ○売買の高速化や決済機能の拡張に対応した次期東証システムへの投資
  ○商品取引所との連携強化を含めた総合取引所機能への期待
  ○アジアでも出遅れている我が国ディリバディブ市場整備への注力
  ○排出権取引市場創設に係る市場機能活用への期待
など、いずれも資金が必要となる案件を課題として抱えている。
であるなら、今が企業としても資本調達が必要な時期なはずで、その為の前提となる上場が何故延期されるのであろうか。
 確かに上場前提としては、
  ・収益の拡大傾向の確認
  ・事業環境の良好さ
など、自ら上場希望会社に課したルールはあるが、ここは形式基準に囚われるより、上記の課題の先を、投資家に示すことで対応されては如何か。
 折しも、東証はこの春からプロ向け新市場=TOKYO AIM を開始されるが、先ずは自ら隗となって、この新市場に上場され、資本調達をされ、新市場を活性化して欲しいのは筆者のみならず日本の資本市場の期待でもある。
 環境が悪ければ、一般投資家に期待した通常の新規上場ストーリーを追うより、プロに理解させ、リスクマネーを調達してこそ、市場運営を行う企業として相応しいとも考える。
 ここで思い出すのは、この最悪の発行市場の環境下、発行済みの3割上の株式を増加させ、3000億円もの公募増資を決行した大手証券のことである。(筆者は、この大手証券とは一切関係ない)
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