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2017/06
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未公開株の正しい買い方
 どんな形であれ、詐欺行為は許せない。オレオレであろうが、未公開株であろうが、高齢者を中心に甘言で人を騙す犯罪には、社会を上げて撲滅する取組みも必要だと思います。

だた、証券会社の店頭に貼られる未公開株詐欺の注意喚起を行うポスターやホームページ上での撲滅キャンペーンの文言を見る度、いくらかの違和を感じます。そもそも、証券会社を訪れる個人にとって、未公開株投資は身近なのでしょうか。確かに、公開株は証券会社で扱っていますが、公開しそうな未公開株の情報を証券会社に求める個人は殆どいませんし、多くの証券会社でも未公開株式を取り扱っていないので、営業員は未公開株投資に関する説明をしません。むしろ、この事の方が問題で、少しでも未公開株投資に
関して興味のある個人に、正しい未公開株投資のあり方を周知していくことに、業界としての責任があるよう思えます。

 そこで、現状での未公開株の正しい買い方を考えてみました。

【上場を目指す未公開企業の株式】
上場を目指す未公開企業が、上場の準備段階(取引所に上場申請する為の)に入ったところで、取引先や従業員などの株式を発行する事はあります。しかし、この段階の企業が、見ず知らずの個人に自社への投資を募ることはありません。また、上場準備と上場希望は大きく違うので、上場する為には企業が最低限どの様な状況になっていなければならないか、これらの情報提供は証券会社で行うことが出来ます。
簡単に言えば、上場準備に入っている企業の株は、個人が未公開株をして入手することは先ずないという事になります。

【有望な未公開株は買う事が出来ないのか】
世の中の変化や進化にあった仕事をされる企業に投資する。投資した企業が大きく成長するかも知れませんし、残念ながら破綻する可能性もあるのでベンチャー企業への投資となります。個人は自分でその商品やサービスを使ってみて、投資リスクを承知で有望だと判断した未公開株を買う事になります。
◎有望さの判断は、自分で行う(ベンチャー企業が自ら勧誘する場合はありますが、仲介者が一般の個人に勧誘する事は法的にありません。)。
◎企業から示された財務データは、多くの場合、監査法人は確認したものではありません。
◎投資した後の株券は、自分で保管するか、不発行の場合は、株主名簿の確認を行う事も必要です。

一般の投資に比べ、相当にリスクの高いので、その投資額に対して、条件さえ満たせば1000万円近くの所得部分が非課税になったり、株式の譲渡益から控除するエンジェル税制の適用を受けることが出来ます。どの様な企業への投資が、このエンジェル税制の対象になるかについては、関東経済産業局が作成した以下のチェックシートを利用すれば、個人も容易に判断することが出来ます。
☆エンジェル税制要件判定シート
また、この税制適用を企業自ら事前に確認した企業名は、現在10社、経済産業省のホームページ上で開示されています。(※勧誘している訳ではありません。)
☆事前確認書交付企業一覧

【未公開株投資の態勢整備に関する私見】
個人が未公開株に興味を持つのは、高い成長力ですが、同時に高いリスクにどう対応するか、投資家の資産や投資スタンスに合わせて適正な助言を行うのは、証券会社の営業員やファイナンシャル・プランナーの仕事ではないでしょうか。その為、未公開株をちゃんと取扱い、正しい未公開株投資の説明を店頭で行う態勢整備を、金融商品取引業者に行っていただけたらと思います。


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