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2017/10
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証券会社が求めるもの
 証券会社の業務コンサルティングが筆者の仕事ですので、常に彼等が求めるものは何か考えています。
ビジネスで顧客の求めることを考えるのは、しごく基本的なことですが、一般の方にも分かるように書くと、次のようなものだと考えます。

“証券会社は新しいビジネスモデルを求めている。”

何か、当たり前のことでお叱りをうけそうですが、今一番必要なことは何かと証券会社の経営者に聞くと、上記のような答えが返ってくるだろうと思います。
このことを考える前提として、次のような証券会社を取り巻く環境の変化があります。

◎取引システムの高速化・高度化・グローバル化
証券会社が投資家の為に行う取引がどんどん進化しています。株式やデリバティブ取引の高速化はもちろん、アルゴリズム取引など取引手法も高度化しています。また、海外市場での取引も取り次ぐ大手ネット証券・中堅証券が増えています。証券会社にとっても問題は、多様な取引サービスを投資家に提供することが可能になった反面、これら取引機能をどこまで揃えるかといたコスト・パフォーマンスの問題が大きく認識されるようになっています。

◎決済機能の集約化と電子化対応
最後に株式が完全ペーパレス化して既に4年近くが経とうとしています。株式も投信も債券も、完全に電子化されたことで、決済・保管が証券保管振替機構(ホフリ)に集約されています。従って、証券会社において今まで人手がかかっていた部分は、システム対応が進みコスト削減に大きく寄与したはずです。考え方としては、各証券会社で其々取引きしたとしても、最終的には各々の取引処理は同じはずなので、事務対応は共通化し、共同で処理するようなことまで進んで良いはずです。しかし、証券会社間の共同事務センター的な構想はあっても、そこまで進んでいないのが現状です。

◎ICTの進化の恩恵
インターネットの利用が進み、かつそれを使った情報発信体制も整ってきたので、投資家が入手する投資関連情報のリアルタイム化が大きな恩恵と考えられます。但し、投資に関する情報の非対称性に頼るような証券会社の営業は成り立たなくなってきました。それ故、投資家と新たなコミュニケーションのあり方が、証券会社に求められています。SNSの利用やスマートフォン対応は、ネット証券だけの課題ではなくなりつつあります。

以上の3つ大きな環境変化に対応する為、証券会社は新たなビジネスモデルを模索しています。

その基本的な考え方は、顧客ニーズの把握の為、顧客とのコミュニケーション力の向上ですが、大資本の証券会社でなければ全ての顧客をカバーすることは不可能ですので、先ずは顧客層をセグメーンテションして、自社の注力する顧客層に的を絞って顧客とのコミュニケーションを増加させていくという事ではないかと考えます。

☆証券会社が求めるもの
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テーマ : 証券・金融関連業務
ジャンル : ビジネス

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