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2017/10
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日本の発行市場に関る問題の概要
 株式市場(流通市場)の方は活況で、今まさに金融危機後の高値を超えようとており、リストラ・業務縮小・撤退に苦しんだ証券業界も、久々に明るさを取り戻しています。

 しかし、発行市場の方は、IPOなどでは改善は見られるものの、全体的には制度疲労を起こしている部分も多く、増資インサイダー問題なども、発行市場の歪みが遠因となったと考えます。せっかく市場が良くなった訳ですから、この機会に古くなっている発行市場の仕組みや問題を解決する努力を、証券業界全体で取組むことに期待しています。

 多様な参加者にとって、公正で解り易い市場である為に。

☆日本の発行市場に関る問題の概要

【IPO】
・前回触れましたように、IPOは復活しつつあります。
・但し、新興市場においては市場の選択といった問題があり、本年7月の市場統合後、マザーズとジャスダックをどう再定義していくかといった問題が生じる可能性があります。
・また、地方の取引所では、一層の地域性を強めそうですが、地域の企業・地域の投資家との関係を独自にどう作っていくかといった課題はあると考えます。
・市場の裾野拡大として、プロ市場が本格的に稼働することに期待しています。
・一方、グリーンシート市場は市場を再構築する必要性について、協会など関係者間では合意されていますが、まだ時間がかかりそうです。

【公募ファイナンス】
・端的に言いますと、売り材料にならないような公募増資の仕組み作りが求められています。
・また、大規模な公募ファイナンスの代替として、既存株主に痛みの少ないライツ・オファリングが定着するか注目されます。
・一方、この10年来減少を続ける公募CBですが、私募・海外発行の方は増加しつつあります。格付けなどの問題を改善すれば、個人投資家も参加出来る国内CBの復活に繋がるのですが。

【第三者割当】
・既に、発行済み25%超の第三者割当に対しては、実質的な規制が掛かっていますが、上場企業にとって第三者割当増資はファイナンス・事業提携として必要かつ重要な機能です。
・但し、一部の投資会社などへの割当では、増資が実行されなかったり、新株予約権の行使目途が他の株主や投資家に分かり難いものもあります。
・また、一部の第三者割当新株予約権では、事前に大株主から株式を借りて、その後の割当てを受けているケースもあります。
・発行の目的といったものがより重要になると思いますが、不公正ファイナンスのチェックはなされるべきと考えます。

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ジャンル : ビジネス

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