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2017/06
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進化する株式売買環境
 取引所の売買システムが超高速化したり、呼値が細分化されるのは、ハードウェアでの市場の進化でしょうが、取引ルールなどのソフト面での見直しも最近は進み始めており、日本市場はその取引環境においても進化していると言えます。
 そのイメージを、概略図に示しました。

☆日本株に係る売買の環境変化

最近の変化は、主に4つの起点から始まっていると考えます。

・2009年1月~株式の完全電子化=これによって株式の移動(売買以外にも貸し借りを含む)が容易になりましたが、このメリットは海外・機関投資家の貸株市場拡大に繋がり、結果として流通市場の拡大にも寄与したはずです。

・2010年1月~売買取引の超高速化=東証の売買システムarrowheadが稼働し、このシステムに物理的に近いサーバーを、投資家に直接提供するコロケーションサービスが始まったことで、超高速取引(HFT)が本格化しました。このメリットは、アルゴリズム取引を多用する海外ファンドなどが中心でしたが、最近は個人トレーダーの一部もシステム売買を強化する動きもあります。

・2013年1月~信用取引保証金利用制限緩和=個人投資家が利用する信用取引において、同一保証金の日中での複数回利用可能になったことで、市場での個人売買シェアが拡大へ。

・これから、多分2013年11月頃~空売り規制見直し=売り下がりを禁じたアップティック・ルールが原則撤廃される予定です。これにより、個人の信用取引における空売りが行い易くなりますが、課題はその個人の株式を貸す証券会社サイドの株式調達力(貸株市場への参加)にありそうです。

以上の変化を簡単に纏めますと、一昔前ならヘッジファンドのような投資家しか出来なかったことが、個人トレーダー層でも可能になるという事ではないかと思います。これらの変化により、市場参加者の多様化が進むのであれば、その変化は市場の進化とも呼べるのではないでしょうか。


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