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2017/10
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IPO初値は高ければ良いのか
 最近のIPO(新規株式公開)において、上場初値が公開価格の3~4倍の値段がつくケースが出ており、市場全体の大幅調整局面とは相対的にIPOの活況が伝えられています。勿論、株式であっても農水産物でも、初値(初セリ)に高値が付くことは取引が活況な事を示す訳ですから、明るいニュースであります。しかし、資本市場の機能から見てこの好ましい状況なのかについて、少し考えてみたいと思います。

 【メリット・デメリットについて】
・最もメリットを受けるのは、IPO株の割当てを受けた投資家です。IPOで払込んだ資金が、ごく短期間で2倍、3倍になるのですから通常の株式投資とは異なる利益を得る結果となります。しかし、この様な状況が続けば、過去にはリクルート事件など不正な取引に利用されたこともありますし、世間的注目は未公開株詐欺(IPOが近いという)の背景とされることもあります。
・初値が高すぎると、その企業の成長が伴わなければ、短期的な上昇と取引増大、その後の株価下落と取引低迷の長期化となり、結果として投資家の新興企業離れの遠因となることもあります。

 【市場機能として】
・市場の機能の中心は、流動性の付与と価格発見機能ですが、新興企業をデビューさせる公開価格がそもそも正しかったかという疑問が生じます。理想的には、正しい値付け(公開価格)がされて、その後、企業の成長や注目度の向上から株価が長期的上昇トレンドに入ることですが、改めてIPO株がどの様に値付けされているか見直してみたいと思います。

新規公開株式の値付けプロセス
(日本証券業協会資料より)

 実は、最近のボラティリティの高い日本株全体の動きが、一時のIPO株の株価推移パターンと少しダブって見えました。一時的な急騰と出来高急増、その後の大幅な株価調整。その後の取引低迷になるかどうかは、日本企業の成長力次第でしょうが、“日本株再IPO”(国内外投資家の再評価という意味ですが)として国内外の投資家の期待が再び高まることを期待しています。

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