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発行市場を振り返って~ファイナンスも進化するか
 約1年前に、公募増資インサイダー問題の余韻も残っていた時期でしたが、発行市場に携わるものとして、公募のエクイティ・ファイアンスに対して以下の提言をさせていただきました。

 ☆公募エクイティ・ファイナンスに対する提言~公募増資を売り材料としない発行市場改革を

簡単に言いますと、公募ファイナスの公募足るや何か、証券会社・発行会社・行政それぞれの立場で今一度見直していただけませんかという事でした。
 それから1年が経ち、公募エクイティ・ファイナンスがどの様な状況かについて、簡単にコメントしておきます。

○公募ファイナス案件が増加しています。
公募増資については、金融危機以降は毎年40~50件程度でしたが、今年の2月以降増加傾向を強め、1月から7月(26日まで)に既に60社が公募増資を行っています。また、その中でJ―REITの公募が18社を占めて、大きく目立っています。

○CB(新株予約権付社債)の発行も増加しています
公募CBは、今年に入って16件発行されていますが、うち11件が海外公募で、海外投資家向けに発行されています。中には、岩手銀行のようにシンガポール市場に上場されるスキームもあります。国内公募については、上場問題や格付け取得が前提としてあり、個人投資家にも上場要件(投資数)の問題から販売しなければなりません。

○ライツ・オファリングが利用されるようになってきました。
昨年10月のADワークス以降、今まで10社のライツ・オファリングが実施され、証券会社における取扱い実務も定着してきました。残った分を証券会社が再販するコミットメント型もIRジャパンが行いました。増資内容については、通常の設備投資目的から、再生型やM&A資金獲得型まで様々な事例があり、概ね9割以上が行使されていますが、ファイナンス手法としての評価はまだ定まっていません。

○希薄化に関しては、配慮されている事例が増えました。
公募ファイナンス(公募増資・CB)の希薄化率を見ますと、概ね10%台に収まるケースが多くなっています。

○証券会社向けMSワラントの発行が目立ち始めています。
公募ファイアンスではありませんが、5月以降バイオ企業などを中心にMSワラント(行使価格を時価の90%程度まで下方に修正するもの)の発行が増え、4月以降12社が発行決議を行っています。MSワラントは、市場取引との裁定を前提にしたファイアンス手法とも言えますが、既存株主などへの配慮は十分に行うべきです。
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