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2017/10
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あって欲しい市場情報について
 市場において、より多くの投資家に参加してもらうように(多様な投資家の確保)、ベースが既にあるデータで次の様な市場関連情報を、一般向けに公表してもらえないかと取り上げてみました。

【市場の需給に関する情報】
ファイナンスによる新株の増加と、自社株取得による市場流通株式の減少(金額ベース)
 この情報は、全体的な数値と銘柄別の情報が其々必要です。
年次や月次ベースの数値は、市場全体の株式需給の変化を表しますし、個別銘柄の数値は、その企業が行った資本政策の実践ということになりますので、投資家が先ず市場全体の需給を考え、個別企業の資本政策を見直す上で重要な情報となります。

【取引に関する情報】
銘柄毎にHFT(高頻度取引)が占める比率
 HFTに関しては、いろいろ批判もあり欧米においても一部で規制するような動きがあります。しかし、このHFTは、間違いなく金融イノベーションの一つで、大量に売買しようとする機関投資家の取引単価平準化や流動性に向上には役立っています。また、取引所にとっても、コロケーション・サービスでHFTに対応することは、取引所間の競争や取引量増加の為には必要なことです。東証においても、既に取引量の4割以上を占めると言われていますが、HFTを利用できる投資家が限られていることも事実です。それで、HFTに関する最低限の情報を投資家間で共有する必要があるのではと考えます。

集約された空売りに関する情報
 11月5日より、空売り規制緩和とともに発行済みの0.5%の空売り報告(投資家毎)が毎日公表されますが、東証が一覧表にして公衆縦覧しています。今までの個別報告書の縦覧から一歩進んだように思いますが、投資家にとってより有意義な情報は、個別銘柄に個人・外人問わずどの位の空売りが入っているかの情報だと思われます。制度信用などの週一度の公表では、今の取引の変化が激しい時代にあっていませんし、信用取引での売りは空売り全体の一部に過ぎません。
現状では、空売りは株式を借りなければ取引出来ないということになっているので、貸株市場での個別銘柄ごとの取引残高が近い数値と思われますが、貸株市場は店頭取引なので、出来れば証券会社経由の貸株状況を毎日公表することが望ましいと考えます。

社債の取引状況に関する情報
 社債市場を拡大する為に、欧米のような社債取引(主に金融機関間の店頭取引)情報を共有しようという改革案が4年以上前から業界内で示されています。しかし、一向に実現する気配がないように思われます。何故かといいますと、現在の限られた投資家と業者でも日銀の緩和策の影響で、そこそこの社債発行があり、現在の社債市場関係者が余り問題を感じないからです。しかし、より多くの企業の社債発行を可能とし、個人を含めたより多くの投資家が参加可能な社債市場とする為には、先ず情報共有を行うことという市場拡大の鉄則は社債市場においても変わりません。

【ディスクロージャーの信頼度に関する情報】
ディスクロージャー信頼度指数
 申し訳ありませんが、現在上記のようなものはありません。しかし、ディスクロージャー情報を日頃分析されているアナリスト協会などで、是非開発して欲しいものです。例えば、公募ファイナスやIPO直後の業績の修正などは、本来引受証券が責められるべきことでありますが、長年上場企業のディスクロージャーを見ていて、企業によっては癖のようなものがあるとも感じています。ファイナンスやM&Aなどのイベントと、個別企業のディスクロージャー姿勢との関係が、個人投資家にも解り易い信頼指数化が望まれます。

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